絵本作家として有名の西野亮廣さん。
映画化もされている絵本、代表作「えんとつ町のプペル」は ゴーストライターが制作したのではないかと話題になっています。
今回はその真相について調べていきたいと思います。
西野亮廣は絵本「えんとつ町のプペル」を描いていなかった?
まずは西野亮廣さんにプロフィールを確認していきます。
名前:西野 亮廣(にしの あきひろ)
出身:兵庫県川西市
生年月日:1980年7月3日
年齢:40歳(2020年11月 現在)
職業:お笑いタレント、絵本作家
事務所:吉本興業(エージェント契約)
株式会社NISHINO(西野亮廣エンタメ研究所)
西野亮廣さんは、梶原雄太さんと1999年に「キングコング」というお笑いをコンビを結成しました。
2001年にテレビ「はねるのトビら」では、進行役として子供たちを中心に人気を集めました。
お笑い芸人として、Mー1グランプリ決勝にも2度出場しています。
キングコングのM1めっちゃ好きです!特に2007年の! pic.twitter.com/DsSCmbwBqM
— しゅうと (@KINGKONG19991) October 7, 2020
お笑い芸人だけではなく、ブロガー、オンラインサロン経営など、多彩な才能を活かし幅広く活動しています。
2016年6月にお笑い芸人引退を宣言した後は、肩書きを絵本作家としています。
引退宣言をしていましたが、今でもキングコングとしての活動も続けています。
代表作「えんとつ町のプペル」
絵本作家・西野亮廣さんの絵本は、全部で6作品あります。
①2009年「Dr.インクの星空キネマ」
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②2010年「ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス」
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③2012年「オルゴールワールド」原案:タモリ
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④2016年「えんとつ町のプペル」
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⑤2018年「ほんやのポンチョ」
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⑥2019年「TICKTOCK〜約束の時計台」
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その中でも代表作となったのは、2016年に製作された第4作目の「えんとつ町のプペル」です。
繊細で美しいイラストが子供だけではなく、大人も惹きつける作品です。
感動的なストーリー展開も人気の理由であり、何回も読みたくなる魅力に溢れた作品です。
絵本に触れることが少ない大人にも読んでもらいたいという思いから、インターネット上でも公開しています。
大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野)。https://t.co/mEgzfZUFFw
— 西野えほん(キングコング) (@nishinoakihiro) November 28, 2020
舞台化もされており、さらに窪田正孝さんや芦田愛菜さんなど、豪華声優陣が参加する映画も2020年12月25日に公開されます。
┏・・・━━━━━━━━┓
“えんとつ町の住人”に
命を吹き込む
声優陣一挙解禁✨
┗━━━━━━━━・・・┛ゴミから生まれたゴミ人間プペル
⭐️#窪田正孝 さん星を信じ続ける少年ルビッチ
⭐️#芦田愛菜 さん📝コメントも到着https://t.co/7UWUZhtUHP#えんとつ町のプペル pic.twitter.com/3OEssxAzNS
— 【公式】『映画 えんとつ町のプペル』 (@poupellemovie) October 19, 2020
さらに、「えんとつ町のプペル」の絵本展も開催されています。
光る絵本展
とても良かった🌟#えんとつ町のプペル #映画えんとつ町のプペル #西野亮廣 pic.twitter.com/QFNABwbQAL— さんちゃん (@acacia_sunchan) November 27, 2020
とても注目を集めている作品ですね!
西野亮廣は「えんとつ町のプペル」を描いてない?
大変人気を集めている作品ですが、西野亮廣さんが描いていないのでは?と、話題になっています。
いまえんとつ町のプペルの展示か何かやってんですか?同級生が行ってて西野すごい!こういう絵大好き!って言ってるんですけどプペルは西野が絵描いてないから
— 工場 (@wnktm) August 22, 2018
キンコン西野の絵本キンコン西野が描いてないってまじ?
— こりも (@korimo0704) January 19, 2017
キンコン西野
自分で描いてないの??え?ゴーストライター的な?
— テリ子 (@subarubosimbasu) November 17, 2016
西野亮廣さんが「えんとつ町のプペル」を描いていないとは、一体どういう事なのでしょうか?
西野亮廣のゴーストライター説の真相は?
実は、「えんとつ町のプペル」は、35人のクリエーターが共同制作をしたものであると公表しています。
日経ビジネスでのインタビューでは、西野亮廣さんはこう語っています。
ーこの絵本には何人のイラストレーターが参加したのでしょうか。
35人のイラストレーターが関わりました。僕は「絵・文・監督」という立場です。絵も描くし、文章も書く。スタッフさんの雇用からスケジュール管理、資金の調達などすべて担当しました。
引用:日経ビジネス
また、他のニュースでもこのように報道されています。
これまで3作の絵本を一人で描いてきた西野だが、各専門分野のプロフェッショナルと手を組んで素晴らしい作品を作りたいと考え、『えんとつ町のプペル』のプロジェクトを開始した。このため、今作は映画のように分業制で制作しており、西野の役割は監督・脚本・絵コンテであると説明した。このことは、クラウドファンディングで資金調達する際から公表されていた。
引用:BIGLOBE ニュース
「えんとつ町のプペル」は、プロフェクトとして制作しており、絵本界では異例の分業型で製作していることがわかりました。
昔から、絵本製作が分業制ではない事に疑問を抱いていたという西野亮廣さん。
調べるうちに、絵本業界は5000~1万部でヒットといわれるとても小さな市場のため、製作費(人件費)がかけられないという事実を知ったんだとか。
「それならば!」と導入したのが、クラウドファンディング。
結果、目標の600万円を遥かに超える1013万円が集まりました。
「えんとつ町のプペル」はどうやって製作された?
「えんとつ町のプペル」の製作期間は何と4年半もかかっています!
たくさんのクリエイターが製作していくにあたり、方向性にズレを生じさせないように、慎重に進めていったといいます。
- 西野亮廣がストーリーと絵コンテ作成
- 別スタッフが物語の舞台となる町の地図を描く
- 各ページごとのカメラ位置を設定
- 西野亮廣が絵コンテの修正案を作成
- 絵コンテのイメージを膨らませるために、ネットにある画像やイラストを切り貼り
- イラストレーターが分業で作画
キャラクターたちが町でどんな生活をしているのか等、設定を共有しながら固めていくことで、複数人での製作を可能にしていたんですね。
実際に西野亮廣さんが書いた原作がこちらです。
さすが最初の3作を1人で制作しただけあって、西野亮廣さんもめちゃくちゃ絵が上手いですね!
このようなベースを元に、プロであるクリエイター達が一つの作品を作り上げていったのです。
絵本作家と言われると、確かに全ての絵を西野亮廣さんが作ったと思いがちですが、今までにない製作方法をとったため、勘違いされてしまったのですね。
「えんとつ町のプペル」の製作に関わったクリエイターの名前を、全員分表紙に掲載するべき!という批判もあったようですが、”寄せ書きみたいになるのでやめた”と話していましたよ(笑)
こういった誤解からの批判が皮肉にも宣伝となり、「えんとつ町のプペル」は23万部以上を売上る大ヒットとなりました。
西野亮廣の絵本を描いていない真相まとめ
「えんとつ町のプペル」は、西野亮廣さんだけではなく、35名のクリエイターと一緒に製作されたことがわかりました。
時代をリードする、斬新な発想が生んだ作品だったのですね。
映画公開も間近に迫り、メディアに掲載されることも増え、これからもより注目されると思われます!
最後まで読んでいいただきありがとうございました。