2020年9月14日の自民党総裁を制した菅義偉氏。
秋田県の農家出身から一国の総理に就任しました。
今回は菅義偉氏のルーツである実家に注目し、
- 菅義偉の実家はいちご農家!
- 菅義偉の父親が生んだ「秋の宮いちご」の購入方法は?
という点について調査をしました。
気になる菅義偉氏と秋田県湯沢市の名産「秋の宮いちご」の関係とは?
噂の真相を探っていきます!
菅義偉の実家はいちご農家!
まずは、菅義偉氏のプロフィールを見ていきましょう。
生年月日:1948年12月6日
出身地:秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現・湯沢市)
所属:自由民主党
現職:内閣総理大臣
選挙区:神奈川2区
当選回数:8回
出身大学:法政大学法学部
秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現・湯沢市)に生まれた菅義偉氏。
菅義偉の父親の名前は、和三郎(わさぶろう)さんと言います。
菅義偉氏の秘書を務めた男性は、父・和三郎さんの印象についてこのように語っています。
「おっかない親父でしたよ、官房長官のお父さんは。とにかく声の大きなお父さんというイメージがありますね」
引用:NEWSポストセブン
菅義偉氏といえばどんな時でも淡々と会見をこなすなど、冷静沈着な印象です。
父・和三郎さんは、菅義偉氏とは真逆の性格のようですね。
菅義偉氏の実家は、農家を営んでいました。
菅義偉氏は、家業である農業を手伝いながら地元の高校を卒業し、その後上京しています。
2020年1月のインタビューでは、地方出身、そして実家が農家である菅義偉氏ならではのこんな発言もしています。
私自身、秋田で育ったので、地方創生を高らかに掲げ、インバウンド(訪日外国人旅行客)政策や農業改革で地方の所得を引き上げたい。そうすれば地方に人が住むからです。
引用:産経新聞
秋田県湯沢市といえば米どころ!
ブランド米・あきたこまちの産地としても有名です。
しかし、菅義偉氏の実家は米農家をしていたのではありません。
菅義偉氏の父・和三郎さんが口癖のように言っていたのは
『稲作農業だけでは、生活が豊かにならない。もっと高収入の作物に切り替えないといけない』
引用:NEWSポストセブン
という言葉だったそうです。
実際に和三郎さんは、豪雪地帯である湯沢市で米ではなくブランドいちごの生産を始めました。
菅義偉氏の地元には、米の生産・出荷を主とする農業協同組合がありましたが、和三郎氏はそれに対抗するように「いちご生産集出荷組合」を創設します。
そして、豪雪地帯である湯沢市の特徴を生かした生産方法を生み出すことに成功します。
湯沢は全国的に知られるいちごの産地ではなかったが、豪雪地帯の寒冷地ゆえ、出荷を遅らせた。これが大成功する。
引用:NEWSポストセブン
そこで誕生したのが、和三郎さんの名前から付けた「ニューワサ」というブランドのいちごです。
昼と夜の寒暖の差を生かし作られた「ニューワサ」は、
実が引き締まり
香りも味も良く
日持ちもする
と評判になり、今では「秋の宮いちご」として
- 生産者=約75戸
- 作付面積=約8.5ヘクタール
- 毎年の売り上げ目標=1億円
の、大きな事業へと変貌を遂げています。
そんな「ニューワサ(秋の宮いちご)」は、現在では東京大田市場をはじめ、全国各地へ製菓用のいちごとして出荷されています。
なんと、この地方でとれるいちごの販売ルートを築いたのも、和三郎さんなんです!
時折上京し、東京や千葉、神奈川を訪ねた。国会議員となった息子の秘書に運転手を頼んだのは観光のためだけではなく、出荷・販売ルートをつくる挨拶回りだったのである。
引用:NEWSポストセブン
和三郎さんのいちごに対する情熱は並大抵ではありませんね。
叩き上げの政治家として注目を受ける菅義偉氏ですが、そのハングリー精神は父・和三郎さんから受け継いだものかもしれませんね。
菅義偉の父親が生んだ「秋の宮いちご」の購入方法は?
先ほどもご紹介したように、少し固めで程よい酸味のある「ニューワサ(秋の宮いちご)」は、主に業務用(デザート用)として出荷されています。
よって、家庭用としてはほとんど出回ることはありません。
しかし、「ニューワサ」と同じように、秋田県湯沢市で収穫された寒冷地栽培向けの夏いちごが購入できるお店を見つけました。
そのいちごを購入できるのが、道の駅おがち「小町の郷」内にある農産物直売所「菜菜こまち」です。
住所/〒019-0205 秋田県湯沢市小野橋本90
農産物直売所「菜菜こまち」で購入できるいちごは「ニューはるみ」という品種のいちごです。
「ニューはるみ」も「ニューワサ」同様、一般にはあまり流通されていない品種です。
スーパーなどでは出会えない品種ですので、湯沢方面へお出かけの際には農産物直売所「菜菜こまち」に是非お立ち寄りください!
菅義偉|いちご農家まとめ
以上が「菅義偉の実家はいちご農家!父親が生んだ「秋の宮いちご」を購入する方法は?」でした。
残念ながら、現在は「ニューワサ(秋の宮いちご)」は一般消費者向けには販売されていないようです。
しかし、菅義偉氏の父・和三郎さんの努力により、製菓用として全国に出回っています。
もしかすると、私達は、知らず知らずの間に「ニューワサ(秋の宮いちご)」を口にしているのかもしれませんね。