2020年9月14日に、自民党総裁に選出された菅義偉氏。
「菅義偉に中国寄り疑惑が浮上?対中政策や対中姿勢を調査!」
というテーマで、菅義偉氏の対中政策や対中姿勢を見ていきたいと思います。
菅義偉に中国寄り疑惑が浮上?
一部ネット上などで、
菅義偉氏は中国寄りではないか?
と話題になっています。
菅義偉氏が中国寄りだと言われている大きな理由が、今回の総裁選で超親中派と言われる二階幹事長の支持を得ていることです。
自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、47人)が、次期総裁選に立候補する意向を固めた菅義偉官房長官を支持する方針を決めたことが分かった。
引用:Yahooニュース
二階氏のバックアップを受けて首相になれば、その意向に沿った政策、つまり中国寄りの政策をとらざるを得ないでしょう。
それだけに、中国側としては、二階氏の意向を無視できない菅氏が新首相に決まれば、前述の環球時報の社説のように、二階氏を仲介役として、菅政権を中国寄りに動かしていこうとしたいところだろう。
ちなみに二階氏の親中ぶりは有名で、例えば、自身の故郷である和歌山の動物園に、中国からパンダを連れてきたこともあります。
他にも、安倍首相の特使として習近平と会談し、中国の「一帯一路」にも非常に協力的です。
自民党の二階幹事長は自分の故郷である和歌山県の動物園のために中国からパンダ5頭を連れてきたこともあり、2019年4月には、安倍首相の特使として習近平と会談し、アメリカの意見を無視して、日本は中国の「一帯一路」に協力すべきだと主張してきた
引用:MAG2NEWS
ツイッター上では、親中派の二階氏のバックアップを受けた菅氏が中国寄りになるのではないかとの懸念が広がっています。
菅さん・・・二階に操られて中国寄りの政府になりそうで心配だわ。
— 底辺出店者のネガティブつぶやき (@lfbrOnCpNUOSG7C) August 31, 2020
菅さんなあ・・・中国寄りで二階推薦っていうのがいかにもあれだなあって思っちゃうんだよなあ・・・
— ちやはん (@tiyahando) September 1, 2020
二階派が支持とか紛れもなく菅は中国寄りに見えてしまうw
— :-(よっくん) (@Koudelka666) August 30, 2020
親中派である二階氏の支持を受けている菅氏が次期首相になれば、菅氏もまた中国寄りの政策を進める可能性が大きいでしょう。
もし菅氏が首相になった際、どのような政策を進め、対中政策や対中姿勢はどうなるのでしょうか?
菅義偉の対中政策や対中姿勢は?
菅義偉氏は、中国に対してどのような態度を取っているのでしょうか。
菅義偉氏の対中姿勢や対中政策に関する発言を、2つ取り上げてみましょう。
「中国の緊張を高める行為に強く反対する。」
8月26日、中国軍が中国本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射しました。
これに対し菅氏は官房長官会見で次のように語っています。
中国の緊張を高める行為に強く反対し、自由で開かれた平和な海を守るために米国をはじめ、国際社会と連携する
中国が南シナ海へ進出していることについては、菅氏も懸念しているようですね。
この発言でも読み取れるように、菅氏は今後も米国などと連携して、中国の動きを牽制していくことは間違いないでしょう。
「中国とも意思疎通を図っていく」
また菅氏は米中対立について意見を求められた際、新型コロナが蔓延している中での国際協調の重要性を強調し、中国とも意思疎通を図っていくと述べています。
「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で国際協調の重要性は高まっており、世界第1、第2の経済大国である米中両国の関係の安定は国際社会にとっても極めて重要だ」と指摘。その上で「同盟国の米国との強固な信頼関係の下にさまざまな協力を進め、中国とも意思疎通を図っていく考えに変わりはない」
引用:産経新聞
このような状況だからこそ、米国だけでなく、中国とも協力しながらみんなで乗り越えていこうという意思が感じられますね。
菅義偉の政策はどうなる?
先日、菅氏は総裁選への出馬会見で、安倍政権を継承し更に前に進めていくことを明言しています。
菅官房長官の記者会見での発言で明らかにされた最も重要な点は、「安倍政権を継承しさらに前に進める」として、コロナ対策を含め、安倍政権の政策を継承する姿勢である。コロナ問題が広がるこの国難の中、任期半ばで辞任した安倍政権の政策を切れ目なく引き継ぎ、政治空白あるいは混乱を生じさせないことを最優先する姿勢がうかがえた。
引用;NRI
したがって、対中路線も含めて、まずは安倍政権の路線をしっかりと引きついでいくと考えられます。
ところで安倍政権と言えば、今春、中国の習近平国家主席を国賓として招くことを予定していましたよね。
しかし新型コロナの影響や、中国が香港へ統制を強める「国家安全維持法」を施行したことなどに対する自民党内の反発から、習氏の来日は延期となりました。
菅氏はこの件について、習氏来日の日程調整は慎重に行うと述べています。
延期となっている中国の習近平国家主席による国賓来日について「新型コロナウイルス対策を最優先でやっている。日程調整のプロセスに入ることは慎重にと思っている」と述べた。
引用:産経新聞
習氏の来日が延期とはなったものの、菅氏が首相になれば、状況が整い次第引き続き習氏の来日を推進していくでしょう。
菅義偉と中国の関係まとめ
今回は
「菅義偉氏は中国寄り?対中政策や姿勢がヤバイ?」
というテーマで、菅義偉氏の中国寄り疑惑や対中政策・対中姿勢についてまとめました。
時期総裁選では、親中派の二階幹事長の支持を受けていることもあり、菅氏が首相になれば中国寄りの政策が行われるのではないかと言われています。
実際、中国の習近平国家主席の来日は、遅かれ早かれ実現するのではないでしょうか?