【断水】マンションのトイレの流し方は？タンクに水を入れるのはNG！

地震や豪雨など、突発的な災害の際、停電や断水になる事が多いですよね。

停電はまだ別のもので代替が可能ですが、断水になって一番困るのはトイレ問題・・・

特にマンションに住む人にとっては、一般的な対処法が適応されるのか不安になる人もいるようです。

急な断水時に、トイレをどうやって流せばいいのか、調べてみました。

【災害】断水時のトイレの流し方はマンションのやり方も同じ！

急に断水になった時に、一番困るのはトイレですよね。

我慢しようと思っても、生理現象のため限度があります^^;

断水になった時のトイレの流し方は３STEPです。

バケツで汚物を押し流した際、トイレの排水管から”ボコッ”という音がしたら、ちゃんと汚物が流れた合図です。

音がしない場合は、再度バケツで水を流してみましょう。

また、排水管内に汚物が詰まらないように、2～3回に1回は便器に流す水の量を1.5～2倍（12ℓ前後）にします。

マンションの場合も、トイレを流す方法は同じです。

ちなみに、バケツではなくペットボトルで水を注いでも、勢いがないため洗浄に必要な”サイホン現象”が起きず、上手く流れません。

お風呂の残り湯を使うのはNG！

ちなみに、お風呂の残り湯はトイレを流すのには不向きです。

理由は、お湯の中に髪の毛やゴミが入っており、詰まりの原因となるため。

どうしてもという場合は、ネットなどで髪の毛などを取り除いてから使用してください。（あくまで自己責任で）

タンクに水を貯めるのもNG！

断水時のトイレを流す方法として、トイレのタンクに水を貯めて普通に流すという方法をしている人もいるようです。

しかし、この方法はトイレメーカーが”避けるように”と報告しているやり方なんです。

通常は、タンクの水+自動補給される水で洗浄しているため、タンクの水を補充するだけでは、十分に流しきることが出来ず、詰まりの原因となります。

バケツで水を流すのが、一番確実なやり方です。

断水時にトイレの水を流してはいけない場合がある？

災害による断水の際、トイレの水を流してはいけない場合があります。

それは、下水管や下水道が損傷している場合です。

この場合、水を勢いよく流す方法は、被害を広げてしまう可能性があるためオススメできません。

このような状態で、無理やり流してしまうと、

といった場合も。

トイレを流す前には、自治体の情報を確認しておきましょう。

災害に備えて簡易トイレを用意しておこう！

災害時に一番困ったものとして挙げられるのが、実はトイレなんです。

避難所に行く必要がなくても、家のトイレが使えないのは大変な問題ですよね。

4人家族の場合、1週間の被災で必要なトイレは200枚。

交換の頻度を、大便時のみに下げた場合でも、60枚は必要と言われています。

※1人あたりのトイレ回数が1日7回（大便2回、小便5回）とした場合。

いつ発生するか分からない災害に備え、簡易トイレは1週間分は準備しておくのが良いですね。

【携帯トイレ】自宅なら”マイレットS-100”が便利！

こういった場合には、家の便器に設置するタイプのマイレットS-100がオススメです。

使い方はとても簡単で、

という３STEPで処分ができます。

汚物を固める事で、臭いも閉じ込める事ができるのがいいですね＾＾

【簡易トイレ】屋外なら”トイレマン（テント付き）”がオススメ！

といった場合に持っていたいのが、非常用簡易トイレです。

これは便座一体型で組み立て式なので、屋外でも問題なく使用できます。

しかし、屋外で排泄する時に気になるのは、雨や人の目・・・

しかし、トイレマンなら簡易テントも附属されているので、安心です＾＾

避難所で着替えにも気を遣うという声もありますので、1つあるとかなり重宝しますよ。

断水でマンションのトイレを流す方法まとめ

急な災害で断水になるとパニックになってしまいますが、バケツの水でトイレを流す事が出来ます。

しかし、家中の水が止まっているので、何度も流すのには無理がありますよね・・・

そのため、防災グッズとして簡易トイレや凝固剤を準備しておくことが大切です。

4人家族で200回分あれば、1週間は安心と言われていますので、忘れずに準備しておいてくださいね。

※その際は、トイレットペーパーも忘れずに！