一部のコアなファンの間で有名な映画「ムカデ人間」。
知る人ぞ知るこの作品の登場人物で、主演を演じているのが日本人俳優である北村昭博さんです。
「ムカデ人間」でなぜ日本人が選ばれたのか、理由を調べてみました。
【カツロー役】ムカデ人間の日本人俳優は北村昭博!
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ムカデ人間の第1号になったカツローを演じたのは、日本人俳優の北村昭博さんです。
- 名前:北村昭博(きたむら あきひろ)
- 生年月日:1979年3月26日
- 年齢:41歳(2020年4月時点)
- 出身地:高知県高知市
- 身長:170cm
- 体重:68kg
- 血液型:O型
土佐塾高校時代に家族でアメリカ旅行に行った事がキッカケで、ハリウッドで映画を勉強する決意を持った北村昭博さん。
担任には大反対されたものの、母親の後押しで高校卒業後に渡米しました。
ノースカロライナ州の大学で、英語と映画製作を学んだ後ロサンゼルスへ移住。
ロサンゼルスの演劇学校で演劇と監督術を5年間学び、在学中には長編映画の監督も行いました。
2008年には、アメリカの人気リアリティー番組に仕掛け役で出演し、暴れまくっていた北村昭博さん。
「硫黄島からの手紙」などの作品のキャスティングディレクターを務めたユミ・タカダさんが、テレビで爆笑をさらっている北村昭博さんを見つけ、「ムカデ人間」のオーディションに誘っています。
「大人しくて礼儀正しい日本人」のイメージを壊した北村昭博さんの大胆な演技が評価され、2009年にはアメリカの人気ドラマシリーズ「HEROS」のタダシ役に抜擢。
「HEROS」内で、何かとお尻をコピーするネタが入っているのは、「ムカデ人間」に関連したネタなんだそうですよ(笑)
北村昭博さんは日本でも、
- SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
- 地獄でなぜ悪い
- TOKYO TRIBE
- 新宿スワンⅡ
などに出演。
2013年放送のドラマ「女信長」にも出演していた北村昭博さん。
共演した中村獅童さんは、北村昭博さんの才能を「天才」と評価しています。
ムカデ人間のヤクザ役に日本人が選ばれた理由は?
当初「ムカデ人間」の主演は、某有名アジア人俳優に決まっていました。
しかし映画のクランクイン直前に怪我をしてしまい、撮影ができなくなったため代役として、北村昭博さんにオーディションの誘いが来たんだとか。
つまり、
- 元々アジア人が主演になる映画だった
- 主演が怪我で降板になった
- バラエティー番組で目立っていた北村昭博さんにオーディションの誘いが来た
- 北村昭博さんの演技が評価され、主演に大抜擢された
という経緯だったんですね。
もし北村昭博さんの演技力が低かった場合、他のオーディション候補者に決まっていたので、最後はやはり北村昭博さんの実力でチャンスを掴んだんですね!
そのため、オーディション合格が知らされた1週間後には、オランダのアムステルダムで撮影に参加するというスピード感でした。
撮影までの間に、北村昭博さんは自身の役について独自に設定を決めて撮影に挑み、その演出を採用されています。
北村昭博さんは今までにない日本人像を求めて、インパクトのある関西弁を話す亀田史郎さんをモデルに、役作りをしたそうですよ。
また、「ムカデ人間」の脚本には台詞は書かれておらず、ほぼ全て北村昭博さんのアドリブで演じていました。
ベッドに繋がれたカツローが、ハイター博士に日本語で罵詈雑言を浴びせるシーンも即興だったなんて、ビックリですね!
ムカデ人間の北村昭博がヤバイ!
ほぼ無名の役者であった北村昭博さんが、チャンスを掴んで「ムカデ人間」の主演を務めたのは、本当にサクセスストーリーでしたね!
アメリカで演技や監督業を学んだ北村昭博さんだからこそ、役作りや台詞のアドリブもこなせたのかもしれませんね。
日本でも、多くの作品に出演している北村昭博さんの今後にも、注目していきたいですね^^